K.T.C.C

映画とか洋ゲーの冒険記です。大体端書。

映画感想 ワールド・ウォーZ(World War Z)

浜に打ち上げられるイルカの群れ、ミツバチの群れの映像、東京の電車にのるサラリマンの群れの映像、アフリカの難民キャンプに映る無数の人の映像。

「パパ、まーしゃるろーって何?」
家族に朝飯を作るも食器をシンクに入れない事にブチ切れるオヤジであるが、彼こそが本作におけるブラッド・ピット、ジェリーである。その後何故かボルボに乗ってフィラデルフィアのダウンタウンで渋滞に巻き込まれてしまう。
娘の動物なぞなぞに表面上はニコニコ顔のジェリーであるが内心は渋滞にイライラがマッハ、そんな中白バイが車の間を通過、ミラーを持っていかれる。ハッとなりながらもミラーを拾うジェリー。そこにまた白バイが。彼は車の中に入るよう警告した次の瞬間、ゴミ収集車が突進してくる。そして立て続けに起きる爆発。ラジオをBBCにしようとする妻。ゴミ収集車の後ろについていくジェリーだが超パニックに陥った路上でそううまく行くはずもなく普通に事故る。車を乗り捨て、娘の落としたぬいぐるみを律儀に拾い、その辺に落ちてたRV車をパクる。そして何故か超絶パニック状態だったダウンタウンを脱出。娘の持病が悪化で車停止→エンスト。小さい方の娘がライフルを発見。そのうちドラッグストアに到達。娘の薬を謎の若者から受け取る。妻が何故か襲われそうになりジェリー1名射殺。妻はゲータレードを漁ってた。
皆がゾンビに襲われまくってる中、何故かスルーされるホームレス。
アパートを発見するのでそこで朝を待つことにするジェリー。謎のメキシカン家族に間を借りる。息子のトミーだけ英語を喋れるので通訳する。メキシカンはとりあえずビールをジェリーに差し出すなどとてもフレンドリー。雑誌を腕に巻き付け、包丁槍を自作、いざ海軍が迎えに来てくれる予定の屋上に向う。途中ゾンビの返り血を浴びてしまい、屋上から飛び降りようとするも10秒以上大丈夫だったので辞めるジェリー。

ヘリも無事到着し、海軍のAEGISに乗り込むジェリー一行。ジェリー昔の知り合いの黒人に会う。家族のためにも協力してくれ!→渋々承諾。
若手ウイルス学者と海軍のチームで韓国に行くことに。あんなデカイ機体をキャリアーから飛ばせるのか…韓国につくと辺りは誰もいなく、恐る恐るハッチを開け上陸。案の定闇の中からゾンビ多数出現、慌てて機内に戻ろうとすると若ウイルス学者、足を滑らせ俯向けに転倒し、死亡www
その直後に隠れていた在韓米軍が助けに来てくれる。なんとか拠点に行き、ウイルスの発生源的な場所に行く。全てが炭化しててそんな所に無防備な状態で入って大丈夫なのかと突っ込みたくなること間違い無し。たまたまその場には元CIAで北朝鮮?にスパイして発狂した歯が全部ないオッサンが。すったもんだしてイスラエルに行くことになる。米軍の支援を受けつつチャリで飛行機にもどり、隊員の英雄的な給油によりなんとかパイロットとブラピのみ脱出する、かなりもっと何とか出来たんじゃねーのか…的シークエンスが続く。

イスラエルは元からあった例のコンクリ壁のお陰もありかなり安定を保てていた。何故かIDFの美人に警護してもらうブラピ。モサドのオッサンに色々聞く。
検閲所?見たいな所でパレスチナ人受け入れていたら謎の女がスピーカー片手に歌い出し、周りの難民に伝播する。なんか中東らへんの難民とかはとりあえず集まると直ぐ歌い出す的なステレオタイプがあるのかな。その巨大化した歌にゾンビ惹きつけられ、人間タワーならぬゾンビ組体操タワーによって壁が突破される。交戦虚しく退路も絶たれたので、再度空路でWHOの出先機関に行くことに。この際ユダヤ美女はゾンビに噛まれブラピに手を落とされる。サクッと。タキシング中だったどっかの旅客機をIDF(美女軍団)がハイジャック、乗り込む。機長に行き先変更させ、機内アルコールをぶっかけ処置する。そんな中、チワワがわんわんうるさいのですわ何事かとスッチーが貨物エレベータのボタンを押して開けてみるとゾンビ・アボード。後部から一気に広まりそれに気付いたブラピ以下みんなは無言の荷持バケツリレーでバリケードを構築しようとするが、アホが音立ててバレる。一気にゾンビ化し、しょうがないのでグレネードで機体に穴開ける。当然の様に飛行機落ちる。ブラピ目覚めると腹に鋼鉄がぶっ刺さってて明らかに瀕死状態。しかしその状態で墜落現場の森林から町まで歩いて行くタフさ。何故かWHOにたどり着き救助される。

目覚めると謎の髭がなんか言ってきてブラピキレる。オッサンも妻子が死んだということを知るとブラピ本気謝り。何だコイツ。
ファニーなゾンビにメリケン観客大爆笑。
その後はペプシで一服、ペプシガラガラ。爆笑。
何故かご丁寧に道を開けてくれるゾンビたち。

で、家族にもあえてゾンビ倒せるようになって希望の光みえたね、でおしまい。ギャグ映画。