K.T.C.C

映画とか洋ゲーの冒険記です。大体端書。

大学3年生の時にE3にフル出場した話(その1)

久しぶりに更新します。洋ゲーとの馴れ初めみたいなことから始めてみます。

6月といえばE3の季節ですね。

E3 - Electronic Entertainment Expo. The annual video game conference and show at the Los Angeles Convention center
http://www.e3expo.com/

http://www.e3expo.com/

E3といえば知る人ぞ知る世界最大のゲームの祭典。TGS、東京ゲームショウに何回も行ってると1度は行きたくなります。
僕は2006年頃から4年ほどTGSに行っていましたが、直接E3の存在を知ったのは伝説のゲーム雑誌・ファミ通WaveDVDでした。

ファミ通WAVEって何?
毎月末に刊行しているDVDビデオマガジンです。ゲームに関するバラエティー映像を毎月お届けしています。

http://www.enterbrain.co.jp/fwd/

ルパン小島はじめ古き好きエンターブレイン映像編集部の思い出も懐かしいですが、ポルノ鈴木が良くE3レポートをしていて、それを見て完全()に感化されてしまった感じです。

在りし日のルパン小島見てると涙が出てきますね…あ、ファミ通WAVEは休刊してます。

とにかく、当時高校生で和ゲー全てを見下すクソ生意気な洋ゲー厨へとなりつつあった僕としては、ロサンゼルスでやらかしまくるポルノ鈴木一行の珍道中があまりにも魅力的に見えた訳です。英語通じないけどNES*1とかのゲームネタなら通じる!!みたいな。まさに「アメリカの華やかなショー」に憧れる田舎の高校生の図だったと思います。

追記:これがオススメです

ファミ通NEXT GAMES -E3 2010大特集- ファミ通WAVE2010年9月号増刊[雑誌]

ファミ通NEXT GAMES -E3 2010大特集- ファミ通WAVE2010年9月号増刊[雑誌]




ファミ通のポルノ鈴木一行とは?

元ファミ通本誌ライターでファミ通waveコンテンツでは主に司会や洋ゲーを担当していたドライバーでありライター。マスクドUHとのコンビはまさに有害図書的である。
またこの時のE3ではゲーマーズエンジェル史上最強と名高い鈴木咲とニコ生やってた模様。

『プレイステーション E3 2013プレスカンファレンス』をゲーマーズエンジェルと一緒に見よう!



ゲーム仲間とも大学入ったらE3行こう!みたいな感じで割りと本当に行く気マンマンでした。プレス関係しか入れないということも薄っすら知ってましたが、まあ見えない振りをしていました。

案の、ゲー仲間もほとんど浪人して、無駄にゲーム断ちしたことで洋ゲーというかアメリカゲーム業界への思いは強くなる一方でした。大学に入ってからは新型Xbox360も揃え、Activision系音ゲーの沼に足を踏み入れたり傑作タイトル「MANHUNT*2やったり、BFやCoDでマルチ漬けな日々が続きました。何故かTGSには行かなくなっていましたが、E3には行きたいなと思いつつも大学生で何のコネもなく行くことの不可能性を悟り諦めつつありました。しかしこの時に洋ゲー界隈の勢力図や大まかなデベロッパー、パブリッシャーの関係を覚えた事は後で大いに役立つ事になる訳です。

丁度スカイリムやり過ぎてXboxが暴走し始めた頃、アメリカに留学に行くことになりました。これも洋ゲーやりたい洋ゲースゴイという思いをイニシエイトさせ、スプリンターセルやロサンゼルスのゲーム中古店「Game dude」(HPのトップにJaguar*3載せてくるアタリがヤバイ)の良く分からない景品を何回も読者プレゼントで送ってくれたファミ通Waveのお陰かも知れません。

2012年9月に大学3年で休学して、今でも足を向けて寝れないあの「Steam」のValve本社のある街に行きました。あ、Bungieの本社もありましたねそう言えば(Halo仕様Xboxは買った)。街の中心にあってマスターチーフが玄関に居ましたが何故かいつも暗かったです。留学中は頑張ってレアゲームを探し求めましたがどこに行ってもあるのは「GameStop

http://news.gamestop.com/ゲームストップ(GameStop)はテキサス州グレープバインに本社を置く世界最大のビデオゲーム販売店。

http://ja.wikipedia.org/wiki/GameStop

かろうじてショッピングモールで開かれるフリーマーケットで「Oni」*4($5)「Shell Shock」*5など欲しかったソフトを保護するのが精一杯でした。結局e-bay最強なのは日本もアメリカも変わらないと思います。

そんなこんなであっという間に9ヶ月経って2013年5月になりました。留学プログラムの都合上嫌でも現地企業でインターンしないと移民局に通報されて強制送還の上当分アメリカの土を踏めないということで、とある審査の緩いことで有名なメディア会社で働く事になりました。正直何やってるのか不明だったのですが、2回めくらいに(もう採用決まった後)会社に訪問して何かの資料に「E3」の文字を発見したのでE3行くなら行かせて下さい!!と激しめにお願いしてみました。そしたらなんとE3に行くことが判明してしかも連れてってくれるかもとの事。青天の霹靂でしたがこれはもうやるしか無いと思い、休めない学校を休んでロサンゼルスに行くことを即決しました。ちなみにこの時持っていたゲーム機はPSvitaのみでゲーム自体正直飽きちゃった感あったのですが、血の滲むような努力で北米版PSソフトをプレイできるようにした記憶を思い出し、E3の予習やら心得をネットで探したりしました。しかし出てくるのはゲームの情報だけで、かつてポルノ鈴木がリポートしたケータリングの位置情報とか配布芸Tシャツ入手の方法(仕事だけど最重要)は全く出てきませんでした。



↓以下、当日の思い出
(ツイートは日本時間なので実際の時間は-16時間です)



2013年6月9日
あれよあれよという間に4人チームのカバン持ち的なポジションでロサンゼルスへ飛行機で出発。その日の朝4時くらいに家を出て昼にロス、そのままホテルのプールに入った記憶があります。その後ちょっと会場周辺散策して内部でアンパック。中の写真は流石に忙しすぎて撮れませんでした…

5:00 a.m.



初めてのアメリカ国内線SEA→LAXアラスカ航空
9:00 a.m.


怒涛の勢いで到着



拠点となるホテルの様子。完全にアレな感じでした。





Microsoftのプレスカンファレンス用シャトルバス情報もホテル受付に表示されていた

あの有名な三面広告ビル(泊まったボロいホテル)。この時は『World War Z』

開催前なので、日によって色の違うリストバンドで会場に入ることが出来ます。この段階ではまだ一般プレスは入れません。

この時は『FF13-2』が街灯広告でした

外には何故かM4中戦車



会場の中はまだ人もまばら。それでもSonyTシャツ着てるおっさんが彷徨いてたりする。
これが本当に世界最大のゲームショウ前日なのか?という静けさ


まずは受付に行ってIDをその場で発行してもらいます。ここで正確にコミュニケーション取れないと非常にマズイです。英語がんばりましょう。
IDは高齢のATLAS広告付き。今回はメガテン。


ちなみに外はこんな感じ。人本当に少ない。

とまあ会場の様子見して宿に戻りました。


これが、入社マイナス15日くらい前*6だったので何をするのか良く分からないままE3に突入した出来事の1日目です。

なんでE3に行けたかまとめ

  • ファミ通Waveのお陰でE3とその周辺がどんなもんなのか大体分かってた(つもり)
  • それ以降E3に行きたいとは常々思っていた
  • なのでたまたまインターン先の資料にE3の文字を発見して即懇願することが出来た
  • 社長がいい人で入って3日レベルのインターンも連れてってくれた
  • 大体全部たまたま

まあタイミングが死ぬほど良かったのと社長とウマが合ったのが大きいと思います



その2へ続く
(追記:2014/06/28)

MANHUNT (輸入版)

MANHUNT (輸入版)

*1:Nintendo Entertainment System、初代ファミコン

*2:ロックスターのステルスアクションゲーム。殺人ばかりが強調されるがステルス感でそれどころではないと思う。日本発禁の模様

*3:ATARIが発売したファンキーなコンソール。日本ではまず見ない

*4:このゲームもファミ通Waveで植地君が紹介していたので興味を持った。ロックスター史上で一番好きかもしれない

*5:同上。マスクドUHはなんだかんだ言ってスゴイ

*6:書類上の規則のため