K.T.C.C

映画とか洋ゲーの冒険記です。大体端書。

大学3年生の時にE3にフル出場した話 その3

2013年6月11日木曜日

その1
その2



6:52 会場入り



いよいよE3 2013初日の話です。2日掛けて入念に事前セットアップした甲斐もあり、問題なく業務を開始することができました。バックステージ内階段下というかなりの特殊環境下での作業だったので、整理や見張りなどまさに「雑用」全般が仕事の全てでした。会場自体はそこそこ冷房も効いていて涼しかったのですが、ベニヤ板で作られた裏の空間はクソ暑かったです。
また僕は基本西ホールをウロウロしていましたが、南ホールのスクエニにおつかいに行ったり何だりで何回か南ホールと西ホールを往復してました。

画像を元に開場の様子を解説してみます。



まずホームとなる西ホールに行きますが、流石に熱心なゲーマーと思われる人たちが座って待機し始めていました。




開場直前の西ホール。タイタンフォールの等身大が置いてある南ホールと違い、かなり落ち着いたムードでした。



リアルサイズタイタン。でかい、目立つ。


XboxOneのロンチ『RYSE』の大型広告。西ホールではMicrosoftとソニーが同じくらいの勢力だった。

Ryse:SonofRomeレジェンダリーエディション

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Microsoftブース内の『FORZA5』コーナー。前日に車は搬入されてて、ソニーと任天堂ブースの間を自走してMicrosoftブースに安置されていた。
車のベースが回転していて、終日物凄い人の入り様。『RYSE』の周りも非常に人が多かった。(あえて狭くして密集感を演出していた様にも感じる)


ForzaMotorsport5リミテッドエディション (限定版)

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任天堂ブースとソニーブースは目と鼻の先なのであたかも任天堂内にPlayStationロゴが張ってあるように見える。


ここで一旦確認すると、2013年E3の各メーカーの配置は以上のようになっていた。西はコンソール系メーカーと中規模メーカーがメインで比較的空いていた。一方南は大手パブリッシャーが軒を連ねさながら乱戦状態。TGSのそれに近い狂乱具合である。また真の意味でのE3的な「関連商品販売」もここで行われている。しかしマイナー系や海外の会社も出店してるエリアがあるのでそちらは空いている。ATARIの特設コーナーなどもあり、非常に楽しめる。



こちらは同じく西ホールの任天堂ブース。ソニーやMicrosoftブースと違って、かなりゆとりのある展示だったと思う。
SONYやMicrosoftが鋭角的なレイアウトのブースだったのに比べ、任天堂はご覧の通りドンキーコングやピクミンなどのキャラクターを全面に打ち出し、プレイアブルのコンソールもうねるように配置していたのが対照的で興味深かった。またスタッフが「極めて」親切でゲームのやり方をトンデモなく丁寧に教えてくれた。





* * *





そしてこちらが主戦場・南ホールのEAブース

当然の事ながらBF4を全面に打ち出しており、連日開催されていた24vs24のプレイアブルは大賑わいだった。


ゲームマスター?用のモニタはまるでCICのよう



圧巻の一言のBFコーナ、まさに戦場。SEが最高値に設定されてるとしか思えないほど銃の発射音がうるさかったです。

とにかく耳を聾する程の大音量・過剰なまでのライティングが各企業のブースから競うように漏れ出していて、TGSの雰囲気とは全く違うな、というのが南ホールの第一印象です。とにかく薄暗くてアングラな感じが結構します。



イベントの演出として今回のE3で最も盛り上がっていたのがActivisionのCoD:Ghostブース。かなり巨大な円筒形ステージがあり、その周囲を高さ5mくらいの湾曲したスクリーンが180度囲んでいるというトンデモなく大掛かりな装置で、ほぼ視界一杯にCodの世界が広がっている。世界地図にドローンの映像を合体させたような物に、ゼロ・ダーク・サーティ冒頭風の無線音を加え、圧倒的に巨大な音で放送していてとんでも無いことになっていた。状況としては宇宙から核攻撃するシーンをE3用にアレンジして30分くらいの映像にしていた。それを何回もローテーションする感じです。


最初はずーっとカウントダウンが表示され、時たま謎の無線音。不気味です。

カウントダウンは進みー


突然画面がハッキングを受けたようになり、ものすごい轟音でPVが始まります。
これはもう本当に圧巻。WatchDogsなんて目じゃないハッキング感ありました。


海の中で泳ぐきれいなシーンが映し出されます


UBIのWatchDogsスタッフも興味津々で見守っていました。心中穏やかではなかったでしょう。


特に初回は物凄い人だかりで日本のクリエイターもみんな見に来ていたようです。IMAXを1mの距離で見ている感じでした。


こちらはKONAMIブースのメタルギアPV。もしかしたら今回のE3で一番グロかったかも…というくらい見てる人みんな口あんぐりしてました


北米で超人気のキャッスルヴァニアシリーズ。展示もKONAMI最大クラスです。



スクエニコーナーでは何故かフィギュアの原型展示も。E3なのでティーダが非常にマッチョに見えました。

そして物凄く面白かったのがノムテツ出演の謎のラジオ番組。公開録音にも関わらず終始非常に機嫌悪そうなノムテツ氏には心でエールを送っときました。



シンデレラ城が建設されていたり

カーズのなんだかゲームとどう関係しているのかわからない展示などディズニーの強さを思い知ったり


SEGA…


西のマリオ



こちらはお馴染み物販。そもそもE3はその昔いかがわしいゲーム関連機器即売会でもあった*1と言い伝えられているが、そのスピリットは依然受け継がれているようで、訳の分からない、とまではいかないものの面白いデバイスが販売されていた。ちなみに、公式Tシャツや公式ペンなどの公式グッズは会場外のテントで購入できるので誰でも買える


やたら目立っていたマインクラフト商品。肝心のMojangは来ていなかったような…

もちろんUBIも物凄い事になっている。特に『watch dogs』は他とは逆にクローズドなブースにしていて長蛇の列になっていた。

そしてコレ!もはやE3恒例になっているらしい「プレイアブル・レトロゲーム展示会」(名称不明)。
ATARI2600からヴェクトレックス・光速船、果てには全ゲームの祖・「PONG」まで全てプレイアブルという日本ではまずありえない展示が南ホールの端っこの方で開かれいる。と言っても別に柵があるわけでもなく、メディアや今や第一線で戦っているゲームクリエイターが初心を思い出すかのごとくコンソールと触れ合っている静寂漂う聖域である。

そこで目にしたのがコレ!!オリジナルコンソールを展示するだけでは飽きたらず当時の空気感まで完全再現してしまったという激アツ展示である。恐らく1970年代のアメリカ一般家庭のリビング周りを再現していてテレビもブラウン管、テーブル上の小道具も全てオールディーなビンテージ物だった。アメリカ合衆国の底力を感じた瞬間です。


とまあ南ホールは忙しく開場してから20分ほどしか回れなかったんですが、メチャクチャ人が多いというわけではないので期間内に主要タイトル全部回ることは可能だと感じました。勿論メディアだと「press kit」貰えます。(トレイラーや画像などメディア作成に必要なデータのリンク)。Tシャツも別にプレイアブルのゲームやらなくても貰ってる人結構居ました。




21:21 小島プロダクションを探す

中学生の頃から何かと小島プロダクションイベントに参加してみたりしてたのでついつい探してしまう。25周年パーティーも参加出来たので、E3でも遭遇するかもしれないという淡い期待を抱く。




E3期間中、近所のホテルは毎晩パーティーで人脈構築などソーシャライジングしまくってました。泊まったホテルはプールがキレイにライトアップされてました。




洋ゲー通信 Airport 51

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