『アート オブ グラスホッパー・マニファクチュア』買って須田51を見てきた
一番最近買ったゲームは、秋葉のカオス館箱◯終了祭で100円だった『エクストリーム・レーシング -PURE- 』なtaperです。面白いっすよ。
めっきりゲームをする機会が減って、むしろ他人のプレイを2m先から眺めてる方が多くなった気がしますが、いつもゲームは1日4時間を念頭に生きております。
で先月末、グラスホッパーの画集が出るということでコレは買わねば!!と思い、さらに発売イベントにイシイジロウとSUDA51が来るということでマストバイ必須51!!という感じだったのですが、紀伊國屋本店と俺にとっての紀伊國屋本店(サザンテラス店)を間違えたりしてたらトークショー分が売り切れてましたワラ
でもまあ、サイン会の分が残って居たので即確保!!
サイン会にはグラスホッパーの緑Tシャツにサイン書いてもらってる人なども居て結構コア層来てんなーという感じでした。須田さんはやっぱりレスラーですね。いつみてもそう思うんですけど。写真とってもらいました。ありがとうございます。てか須田さんって若いですよね、全然変わっとらん感じ。
いつもの模様
家に帰って眺めてみると、凄げえエロい内容で大満足でした。本当です。流石にヒューマン時代は無いものの、SUDA51とグラスホッパーが作ってきたゲームがバッチり全て収まっていて非常に勉強になりました。タイトルの通り、絵中心で超分かりやすい「時系列」順に紹介されているので、ゲーム史の図説史料集としては超優秀でしょう。
「 せっかくだったらヒロイン殺すくらいしないと面白くない」
作品の説明など基本情報以外の文は、SUDA51による解説などが最小限なされているのですが、これがまた面白い。個人的に超一押しな『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』についても、このようなコメントが見られます。
・・・途中で担当の方が怒ったり。初稿のシナリオでは小夜が死ぬんです。(中略)「ヒロインを殺すなんてあり得ません!!」ってすっごい怒られました。「いや、ニセモノだったんですよ」と言ってもダメでした。そりゃ怒られるよね。うん、そりゃそうだ。(148頁)
と、へーそうなんだーとプレイしている時は考えもしなかった事が書かれていたりして、なかなか感慨深いです。「サムチャ」や「ミシガン」も懐かしいですね。
どうでもいいけど「ミシガン」を思い出すと何故かインリン・オブ・ジョイトイの顔が思い浮かぶんですよね…呪いっすかね…
グラスホッパー感MAXですよ、これは。とにかくグラスホッパー。
あと語り口も須田節というか、いい感じですね。往年のファミ通企画『洋ゲー通信エリア51』テイストでナイスです。流石にマスクさんが居なかったのでそこまでハジケていませんが、普通に読み物としても頭ひとつ抜けてる感じがします。
- 作者: 須田剛一,マスク・ド・UH
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 29回
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洋ゲー冒険家たちにとっての「地球の歩き方」ですね。この本が無かったら「Jaguar」を知らずに人生終えていたかもしれません。 この本で須田51の基本思想はけっこう分かると思います。
あと、グラスホッパーといえば海外ファンがめちゃくちゃ多い。そのためか、全てのタイトルの英語の文章が巻末に掲載されていて、英語フレンドリーな作りになってます。ロゴの変遷とか絵コンテの解説も対訳がバッチリされてます。流石日本有数のワールドワイドデベロッパー!!もちろんサイン会にも海外の方が来ていました。
須田氏のゲーム半生が綴られた『エアポート51』とは、実際に何を作ったかという点で正に対となる存在なのがこのアート本。 エアポートもこの本を読み解くのにかなり役に経つと思います。キャラクターアートが中心です。アーケードとかPS store限定のやってないタイトルのビジュアルが個人的には良かったです。
グラスホッパーのイベントは面白いのでまたいつか行きたいっすね。
言語は英語限定でもいいからパーティー開いてくんないかな…