ロシアのソユーズ打ち上げを見に行った時のはなし
明日(2015/07/23)日本人の宇宙飛行士、油井さんが宇宙に行くということでテレビなどでもロシアのソユーズが何かと話題になっています。
このソユーズというロケットは、カザフスタンのバイコヌールという場所から打ち上げられる訳ですが、ここがまた何かと面白い場所だったので、忘れないうちに自分が行った時(2013年11月)の若田さん打ち上げの思い出とかを適当に書き殴っておきます。記憶があやふやなので、細かいことは省略します。
場所
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で知られる射場です。周りには砂漠しかなく、市街地に出るまで車で1時間近くかかります。途中、無数のテレメトリ施設や巨大な工場群などが散見されます。
ロシアはコスモドームと呼んでいるようです。
基本的に砂漠。偶にラクダが歩いています。
行き方
日本の成田からアエロフロートでモスクワまで、モスクワからバイコヌールまで飛びます。モスクワからはソ連時代のクラシックな飛行機に乗りますが、機内食もかなり充実しており非常に楽しいです。バイコヌールの空港からはそこそこの距離を車で市街地まで行き、そこから更に1時間ほどかけて射場に車で行きます。
乗る
食べる
着く
空港前の様子。あらゆる場所にソユーズがモニュメント化されています。
ゴミ箱もロケット型
経済
カザフスタンの通貨はテンゲですが、ここではロシアのルーブルが使えます。
街には土産物市場もあり、普通にボッってくるので注意が必要です。
もちろん普通のスーパーもあり、そこそこ安かったです。自分は酒とタバコを買いましたが安かったです。店員はシャイながらもナイスガイで、オススメの銘柄を教えてもらったりしました。
一番でかいらしいスーパー
街
砂漠の街って感じです。土埃が舞っていて、人通りも少ないどこか落ちついた感じ。
モスクなどもありエキゾチック度は高いと思います。
モスク
意外にボットン便所が普及してる模様。顔以外も日本人に似ているようです。
住民
驚くほど日本人に似ています。特に子供はその辺の河原にいる小学生となんら変わりません。大人の女性はかなり独特な化粧が濃い感じ。スラブ系の人も混じってて面白いです。
空港の係官もどっかで見たことあるような顔の男でした。
言葉はロシア語は問題なく通じるようです。(話せれば)
英語は微妙でしたが、観光客も結構来るようなので通じないとかはないです。
アパートの壁にもソユーズのグラフィティ?
気候
11月に行った際は、そこまで寒いとは感じませんでした。しかし、早朝などはステップ気候特有の吹き曝しの寒さがあります。砂漠なので、日が沈む様子は絶景です。
天気は連日かなり良かったです。
日没
警備
そこそこ厳重です。市街地で軍人を見かけることはありませんでしたが、砂漠にあるバイコヌール宇宙基地との関所では「写真は撮るな」とか言われました。よく見るロケット運搬の警備兵はクリンコフを持ってます。
市街の治安は結構良さそうでした。
宿
自分はかなり特殊な宿に泊まったのですが、ホテルの質は質素ながらも清潔で心地良かったです。食事もエキゾチックで非常に美味しかったです。ビールなどもまあまあ安く、好きなだけ飲み食い可能な点が今考えると魅力的でした。あとwifiもあったので発展途上国としては極めて良好な環境だったと思います。外国人向け施設は大抵良好のようです。
打ち上げ
秒読み段階。かなりの至近距離から観察できます。
ソユーズの打ち上げ。すごい。
今後時間があったらもっと詳しく書いてみたいです。以上。