代々木再訪・珈琲屋編『ルンバルンバ』『TOM』
暑い夏についつい寄りがちなのが、アイスコーヒーが飲める安いカフェ。
コンセントもありwifiもあったりと軽作業にはピッタリ。店舗数も多いので、穴場を知っていれば混雑で引き返すこともさほどない。
しかし、やはり知っておきたいのが所謂『喫茶店』。
代々木の民として知っておくべきことがある。そう感じ、一念発起して喫茶店を幾つかあたってみたのでその記録をここに著す。
ルンバルンバ
まず手始めに「代々木 喫茶店」などと適当にググり、上位に食い込んだ店に行ってみた。その筆頭がここ、「ルンバルンバ」。雰囲気も面白そうだし、何よりも「味」は間違いないようだった。夜7時頃、夕食がてらに行ってみることにした。ちなみに9時まで店自体はやってるとのこと。だが名物のカレーを始め、その時すでに食べ物は終わってしまっていた。
トラジャ550円。
レジ付近の手前に大きな焙煎機があり、奥の方はよく見えない。先に会計を済ませ、奥のテーブル席に向かう。
まず客席にてビビる。沢山の人が瞑想しているではないか。奥ではバリ感溢れるヒーリングミュージックが掛かっており、お香が炊いてある。かなり強めだったが、30分もすれば慣れて気にならなくなる程度のものだった。
店内には7人くらい先客がおり、仕事の打ち合わせをしている女性2人以外は目を閉じ文字通り瞑想していた。といっても普通のサラリーマンやオフィスワーカー風の人が多かった。
砂糖などは一箇所に固められている。奥の方に長いが妙に複雑は構造になっているので全体像が掴みづらいのが店内の特徴だ。
コーヒーは渋みと酸味と深みがあるものの、非常に飲みやすい。普通に美味いと思った。インドネシアのコーヒーがメインで、インドネシアに行ったことがなくともここはインドネシアだと感じる店内がイカす。
あと、草の匂いがする。
常連がかなり多いようで、フランクにマスターと話している客もいる。代々木でも特にスピリチュアルな場所だと思うので、代々木で軽いトリップをしたいならここに来るといいと思う。
TOM
代ゼミで浪人していた時代より幾度と無く繰り返されてきた山野美容専門学校生との(脳内)抗争にも、ここを知ることで遂に終止符が打たれそうだ。
場所は代々木から代ゼミ方面に歩き、パチンコ屋から小道を挟んで隣に位置する。建物自体がかなり年季が入っており、一発で見つける事は少し難しいかも知れない程周囲に溶け込んでいる。
店内に入ると、バーカウンターの奥にいるマスターが威勢良く挨拶してくる。人によっては少し威圧されてしまうかもしれないが、まず初めは2階席に行った方が良いだろう。1階はかなり狭く、人情感マックスなので開放感のある2階の方が初心者向けな気がする。トイレは1階奥のボットン便所。
席に着くと、メニューを渡される。オススメのコーヒーを選択。ついでに名物の「ジジロア」を頼んだが、切らしているとのこと。代わりに「ババロア」を頼む。
暫くすると、ババロアとコーヒーが到着。ババロアの方は普通に美味しく頂く。かなり柔らかく、ツルツルしている。
おすすめコーヒーの方は若干渋めだが、マイルド感もありかなり飲みやすい。これは何回でも飲めそうだ。
店内は極めてシックかつ昭和の空気で胸が詰まりそうになる。これが昭和か、と感じずにはいられない。
タバコはもちろん心置きなく吸う事ができる。灰皿にはコーヒー粉が入れてあり、ここでも昭和を感じる事ができる。
店内全体としては家具味雰囲気全てが『ザ・昭和』。地元感がありまくりだが、代々木駅チカという事で人の出入りはなかなか激しく、空気は淀んではいなかった。
恐らく、代々木でも特に落ち着いた時間を過ごせる場所である事は間違いない。
その他、たまに行く定番も記しておく。
代々木プロント
お馴染みプロント。目の前にドトールがあるが、こちらの方がいつも混んでいる。店内は狭くて構造が複雑で少し落ち着き辛い。店員の仲が大分良いようで、あまり落ち着く事は出来ない。
プロントとしては、下の下と言った感じ。
代々木スターバックス
狭い。とにかく狭い。ここが無理なら代ゼミの前を通って甲州街道に向かおう。途中、新宿マインタワー内、甲州街道との交差点の2箇所にスターバックスがある。