K.T.C.C

映画とか洋ゲーの冒険記です。大体端書。

映画前売り券おまけ:『BABEL』(バベル)のジグゾーパズル

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BABELっていう映画があった

 2000年代後期日本映画シーンにおいて、ある意味かなり注目された洋画であったのがこの『バベル』。理由は日本人女優・菊地凛子と俳優・役所広司の出演に他ならない。事前評判はかなり高かったと記憶している。

そんなメディアの口車に乗せられ、ついつい買ってしまったのがこのジグソーパズル付き前売り券1300円。

 

 

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ピーテル・ブリューゲルの有名なバベルの塔の絵画をA4半分位のサイズでパズルにしたものだ。

旧約聖書創世記 第11章に記されている伝説の塔で、ノアの洪水後、人間が天にも届くような高い塔≪バベルの塔≫を築き始めたのを神が見て、その驕りを怒り、人々の言葉を混乱させ建設を中止させたとされる逸話中、塔の建設場面を描いた本作は、内部まで細密に描かれている建設途中の塔の形態、色彩、人物・風景描写など各部分において特筆に値する秀逸の出来栄えを示している。ノアの洪水後、ノアの子孫ニムロデ王が自身の力を誇示せんが為に高い塔を築き始め、その奢りに神が怒り、人々の言葉を混乱させ建設を中止させたことから、世界中の言語が誕生したとされている。建造を指導したニムロデ王は、人類の堕落に怒った神の命を受け箱舟を造り、自身の家族と一つがいずつの動物たちと共に乗船し、神が起こした大洪水を77日間生き延び、新たな人類の祖となった義人ノアの息子の子供とされる(http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/brueghel.html より引用)

 

 

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大きさが大きさなので、難易度は低い。サクサクとストレス無く組み上げる事ができるので、頭のストレッチには丁度良かった。

 

前売り券のおまけは、かなり日本らしい日本独特の映画グッズだと思っている。今回のバベルのジグソーパズルも、往々にしてゴミ箱行きが確定しているようなものだったが、運良く時の流れの中から救出することが出来た。

 

改めて見てみると、案外映画の内容そのものを熟考する良い時間を与えてくれる、これも一種の映画の小道具といえるのかもしれない。事実、このピーテル・ブリューゲルのバベルの絵について考えなければわからない様な内容も、バベルの映画の中では描かれている。

 

最近、ムビチケなどで映画前売り券のチープ化が甚だしい日本映画館業界であるが、今後もハイセンスなおまけが増えてくれることを願っている。さもなくば、日本の映画館に、世界と比べて利するところなど無いだろうから。

 

 

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