K.T.C.C

映画とか洋ゲーの冒険記です。大体端書。

書評

パリで年の瀬に夏目漱石の『坊っちゃん』を読んだら元気が出た話

マダム・ムシュー、ボンソワール。 この記事を書いている時間は14hですが、一応言っておきます。 世はクリスマスも終わり、あとは新年を待つのみといった感じで街中もバカンスの為人も少なく、何も用事が無ければ無為に時を過ごすだけのパリ滞在でございます…

【70周年】1945年7月16日人類初の核実験とバガヴァッド・ギーター

70年前の今日、つまり1945年7月16日にアメリカ合衆国ニューメキシコにおいて、人類史上初の核爆弾の起爆実験が行われ、成功した。 *1 ロバート・オッペンハイマー率いる「マンハッタン計画」により産み出されたこの兵器の最初の爆弾の名前は「トリニティ」。…

オール・ユー・ニード・イズ・キル ALL YOU NEED IS KILL ネタバレ感想

80点 日比谷のワーナー・ブラザーズ試写室、最前列中央やや右で観賞。ここの試写室は初めてで、どうせスクリーンも超ちっちゃいんだろうと思い前に座ってみたら意外と大きかったので四列目くらいがベストじゃないでしょうか。ウーファーの振動が風となり顔面…

「日本の宇宙開発 これでいいのか、21世紀への挑戦」檜山雅春

約30年前の書物です。内容はかなり古いです。 重要度:★☆☆☆☆日本の宇宙開発―これでいいのか、21世紀への戦略作者: 桧山雅春出版社/メーカー: ビジネス社発売日: 1986/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見るいいなと思った箇所 1980年代の時代状況を…

黒崎輝『日本の宇宙開発と米国 日米宇宙協定(1969年)締結に至る政治・外交過程を中心に 』

日本国際政治学会編『国際政治』第133号「多国間主義の検証」(2008年8月)141~156ページに掲載された黒崎輝氏の表題の論文の感想です。各章ごとに整理してみます。はじめにアポロフィーバー=1969年7月20日のアポロ11号月面着陸から間もない1969年7月31日 「…

 イーロン・マスクの野望 感想

竹内一正『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』(朝日出版社、2013)を大学のアマゾン500円割引コード使って買いました。帯に「今世紀No1発明家」とか「ジョブス越えの男」とかちょっとアレな感じの文字踊っていますが、結構著者の方は日本のメデ…